PLCの仕組みについて
次にPLCの仕組みについてみていきましょう。大きくわけてPLCには電源ユニット、入力部、CPU、出力部があります。入力部からデータを受け取りCPUでデータを処理したうえで出力部へ信号を送って機械を制御(動作)させていきます。下の写真のようにキーエンスKV-NANOはすべてのユニットが一体型になったパッケージタイプです。

次にPLCの仕組みについてみていきましょう。大きくわけてPLCには電源ユニット、入力部、CPU、出力部があります。入力部からデータを受け取りCPUでデータを処理したうえで出力部へ信号を送って機械を制御(動作)させていきます。下の写真のようにキーエンスKV-NANOはすべてのユニットが一体型になったパッケージタイプです。
入力部について
入力部についてみていきましょう。さきほどの説明のとおり入力部はPLCの上部にあり、PLC本体を動かすための電源やスイッチ・センサーなどがはいります。
まずは電源の接続についてみていきましょう。PLCを動かすための電源はAC/DCの種類あります。使いたい用途に合わせてPLCを選びます。


つぎに、COM(コモン端子)の接続についてです。コモン端子とは、英単語の”COMMON”からきており、”共通の””共有の”といった意味のとおり、共通の端子や線のことを指しています。コモン端子はPLCの内部で共有されており、電源を共有できるようになっています。
PLCの入出力の方式は、NPN(シンク)とPNP(ソース)にわかれています。NPNタイプはコモン端子にプラス24V、PNPタイプはマイナス0Vを接続する必要があります。



配線されたPLC内部は下記のような回路イメージになります。COMがプラス電源を共有しており、それぞれの外部スイッチがおされ電気がとおることでPLC内の接点が”ON”(もしくは”OFF”)となり、出力部へデータを転送していきます。

出力部について
つぎは、出力部の接続についてみていきます。




出力部の内部イメージは下記のようになります。入力部からの信号をもとに出力部の内部接点が”ON”(もしくは”OFF”)することで、電気がとおり接続された外部機器(ランプやブザーなど)が動くようになります。

以上が基本の接続方法になります。ここまでで接続の仕方のイメージがついたでしょうか。次の回ではこのPLCを実際に動かすためのプログラムを作成する”KVsutudio”について説明します。